お子さんがトイレトレーニングを始めると、おしっこやうんちを失敗してしまった時の対処の仕方というのが大きな悩みとなってくるのではないでしょうか?
もちろん、お子さんが最初から完璧におしっこやうんちをトイレやおまるで出来る訳ではありませんよね。
また、トイレトレーニングも進んでもう大丈夫かな…と思っていた時期であっても、うっかりソファーやカーペットなどにおもらししてしまった…なんてことも良くある話です。
さらに、うんちをおもらししてしまったとなるとパンツに汚れが残ってしまってどうしよう…と困ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、おしっこやうんちをおもらししてしまった時の掃除や洗濯の仕方をご紹介していきたいと思います。
子供がおもらししてしまった時の掃除の正しいやり方は?おしっこやうんちが洗えない物についてしまった時の対処法

トイレトレーニングの方法の一つとして、子供をすっぽんぽんにしておしっこやうんちの出る感覚を覚えさせるという方法があります。
この方法は、比較的早くおむつ外れがしやすいということで人気があるようなのですが、どうしても最初のうちは、お子さんも出るタイミングが分からず、床や絨毯の上でジャー…なんてことになりますよね。
それは、仕方のないこととは分かっていますから、その期間は、出来るだけ絨毯やソファーはしまって、床も子供用の水分をはじく物にしたり…なんて工夫をさせる方も多くいらっしゃるかと思いますが、それでも汚されてしまう事もあるでしょう。
洗えない物を汚されてしまうと、とっても困ってしまいますよね。
ここからは、汚されてしまった物別に掃除のやり方をご紹介していきたいと思います。
<床(フローリングや畳)>
まずは、おしっこが浸透してしまう前に、乾いたティッシュペーパーや要らないタオルで拭きとりましょう。その後、除菌の為にアルコール成分が入った物を使用してしまうと、ワックスなどが溶けてしまう可能性がありますから、出来れば「逆性石鹸」を使用する事をおススメします。
この逆性石鹸は、「オスバンS」という名前で薬局に行くと購入することが出来ます。
水で200倍程度に薄めて、スプレーで拭きかけてふき取るようにしましょう。
<絨毯やソファーなどの布製品>
こちらも、最初におしっこなどの水分は素早くふき取ります。その後に、布製品は吸収しやすいので、先ほどお話したアンモニア臭が残らないように酸性のものを使用すると効果的です。
お酢と水を1:1で混ぜたものや、水200ミリリットル:クエン酸小さじ1で溶かした物などを、スプレーボトルに入れて、
汚れてしまった所に多めにスプレーします。
その後に、乾いたタオルでよくふき取ります。これを2~3回繰り返して、最後は乾いたタオルをしばらく置いておくと乾きが早くなり、効果的です。
汚れてしまってからしばらく時間が経過してしまった場合には、多めにスプレーした後、タオルなどを軽くかぶせてそのまましばらく放置しておくという方法を試してみると良いでしょう。
先ほどからお話している、つけ置き洗いのような感じですね。
<布団の場合>
基本的には、同じようにふき取る事から始まりますが、布団の場合はおねしょの事が多いですから乾いたタオルなどでは、拭きとれない事も多いかと思います。その場合には、水で濡らして、硬く絞ったタオルを使用して叩くようにして拭くと効果的でしょう。
この時に、タオルをびしょびしょに濡らしてしまうと、返っておしっこを浸透させてしまう事になりますから注意して下さいね。
その後は、先ほどお話した、お酢やクエン酸のスプレーを使っていただいても良いですし、最近流行りの除菌出来るファブリーズなどのスプレーを使用して頂いても良いですね。
布製品と同様に、スプレーして乾かして…を2~3回繰り返していただくと効果的ですが、布団は干せるので、天気の良い日であれば、スプレーして、天日干しして…を繰り返していただくとより乾燥することが出来て効果的ですね。
子供がおもらししてしまった時の掃除の正しいやり方は?おしっこ汚れの洗濯の仕方

まず最初に紹介していきたいのが、おしっこで衣類を汚してしまった時の洗濯のやり方です。
トイレトレーニングの方法でポピュラーなのが、トレーニングパンツなどを履かせておしっこが出た後の嫌な感覚から、おむつではなくトイレでおしっこをすることを覚えさせるという方法ではないでしょうか。
この方法でトレーニングをすると、最初のうちはどうしてもパンツや衣類を汚してしまいますよね。
また、保育園や幼稚園でお子さんがお漏らししてしまった時なんかでも、先生たちは保育で忙しいですから、汚したパンツや衣類を洗濯まではしてくれませんよね。
そういった場合には、汚してから時間が経過してしまうので匂いやシミが取れにくくなってしまいますよね。
<洗濯の方法>
おしっこの汚れは、基本的には汚したらなるべく早めに水で洗い流した方が、シミや臭いが残りにくくなります。おしっこの嫌な臭いは、おしっこに含まれる「尿酸」が空気中の雑菌に触れることによって「アンモニア」という物質に変化することによって起こります。
ですから、汚れてすぐに洗い流すことが出来れば、臭いとして残る事は少ないのです。
そして水で洗い流した後は、その後シミとなるのを防ぐ為に衣類用の漂白剤を入れて普通に洗濯すると良いでしょう。
問題となるのが、汚れてから時間が経過してしまい、おしっこの臭いと汚れがついてしまった衣類を洗濯する場合です。
もちろん、時間が経過してしまった時にも最初に水洗いして、おしっこ汚れを水で洗って落とすのが最優先です。
時間が経過してしまった場合には、そのあとに、繫殖してしまった雑菌・アンモニア臭を落とす為に「つけ置き洗い」をするのがおススメです。
アンモニアは、アルカリ性の性質をもつ特徴がありますので、逆に酸性の性質を持っている物質を使って中和させていくことで臭いが取れていきます。
アンモニア臭をとる「つけ置き洗い」には、いくつか方法がありますが、どれも水に薄めた状態で1時間程つけ置きし洗いをしてから、水ですすいで、いつも通りに洗濯するという方法をしてみて下さいね。
①まずは、「お酢につける」という方法です。まさしく酸性!といった感じですよね。
もちろん原液のままではなく、水で100倍位に薄めてから使うようにしましょう。
薄めたとしても、お酢の匂いがきつく感じるかもしれませんが、最後に洗濯して乾燥するとお酢の臭いもおしっこの臭いも、ほぼ気にならなくなります。
ですが、トイレトレーニング中ですと、しょっちゅう汚れものがでる事もあり、そのたびにお酢を使っていると、多少のコストはかかってしまうかもしれませんね。
②次にご紹介するのが「クエン酸につける」という方法です。
聞き慣れない方もいらっしゃるかもしれませんが、柑橘系の果物や、梅干しなんかにも多く含まれる成分です。
「クエン酸」は、ホームセンターやスーパー、最近では100均でも置いてありますから、手軽に手に入ると言えるでしょう。
お酢と同じ様に、100倍位の水に薄めてつけ起き洗いしましょう。
この「クエン酸」は、それ自体の臭いもほとんど気になりませんし、洗濯後のおしっこの臭いもしっかりととってくれる優れものです。
ご家庭に常備していない場合には、最初に購入してくるという手間はありますが、その後の事を考えるとコストパフォーマンス的にも優秀なのではないかなと思います。
③最後に「漂白剤につける」という方法をご紹介したいと思います。
「シミをとる」というと真っ先に浮かぶのが漂白剤なのではないかと思いますが、もちろん臭いやシミをとるのには効果的ではあります。
しかし、汚れた衣類が色物や柄物だった場合には、それらの色や柄が落ちてしまう事があることがあることを知っておく必要があるでしょう。
最近はお子さんのパンツでも、真っ白ではなく可愛いキャラクターの物なんかがたくさんありますよね。
汚れた物が、お子さんがお気に入りのお洋服やパンツであった場合には、漂白剤の使用は避けた方が良いかもしれませんね。
子供がおもらししてしまった時の掃除の正しいやり方は?うんち汚れの洗濯の仕方

次に、うんち汚れの洗濯の方法をご紹介していきたいと思います。
うんちはよっぽど緩いか、大量でなければパンツだけが汚れる事がほとんどかと思いますが、まずは、ついてしまった「うんち」をできる限りで落としてしまいましょう。
緩いうんちの場合には、トイレットペーパーなどを使用してふき取った方がよりきれいに落とせるはずです。
「うんち」は、おしっこよりも衛生面で心配があるかと思いますが、ゴム手袋などを使用して、ふき取った後は、おしっこの時と同じ様に水洗いして汚れを落としましょう。
ここで注意して頂きたいのは、うんちに含まれている「タンパク質」という成分は、50℃以上のお湯につけてしまうと固まって落ちにくくなる性質がありますので、必ず40℃以下のぬるま湯か水で洗い流すようにして下さいね。
その後は、おしっこの時と同様に「つけ起き洗い」をしていただきたいのですが、うんち汚れの場合は、衣類用の洗剤を薄めたものにつけ起き洗いする事をおススメします。
衣類用の洗剤の中でも、ベビー用の衣類線剤は、うんち汚れを良く落とせるように作られている事が多いので、ベビー用の洗剤があれば使用してみると良いかもしれません。
また、洗剤成分をよく溶かす為に、40℃くらいのぬるま湯に溶かしてつけ置き洗いすることをおススメします。
やはり、1~2時間程度「つけ置き洗い」した後に、軽く水洗いして、シミが残らないように衣類用の漂白剤と一緒に普段通りの洗濯をしましょう。
これで、ほとんどのうんち汚れはスッキリと落とせることでしょう。
最後に…
いかがでしたか?
最後に、そうは言っても、「どうしても、おしっこやうんちで衣類や家の物を汚されたくない!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そういった場合には、「トイレトレーニングをおむつをしたまま行う」という方法もあります。
必ずしも、トレーニングパンツを履かせたり、すっぽんぽんにしなくても、1日の決まった時間にトイレに座らせる、
うんちの仕草が見られたら、トイレに連れていく…といったことを続けることで、おむつ外れができてしまうお子さんも、中にはいらっしゃるのです。
どうしても…と思われる方は、試してみてもいいかもしれませんね!
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