子供が哺乳瓶嫌いで困る!克服する為の正しい治し方とは?

最近は、「母乳育児」で子育てする事が良い事のような世の中の風潮がありますが、ママがどんなに頑張っておっぱいをあげようとしていても、おっぱいが思うように出ないという事もありますよね。

もちろん、母乳で育児するは良いことではありますが、ミルクで育児する事が悪い事ということでは決してありません。
さらに、ミルクはとても栄養がありますし、腹持ちもいいので赤ちゃんも夜良く寝てくれることも多く、ママの寝不足を解消してくれる可能性もありますから、ミルクを取り入れることは、ママにとっても少し気持ちが楽になるいい方法なのかもしれません。

ですから、最近では、「ミルクとおっぱいで混合育児にしているよ」というママさんのお話も良く耳にするようになりました。

 

また、お子さんを小さいうちから保育園に預けたり、色々な事情から、ママ以外の人がお子さんの面倒をみることが多いなんていう場合には、やはりおっぱいだけではなく、ミルクも飲めるようになっておいた方が安心ですよね。

 

このように、ママがミルクが必要だなと感じているのに、当のお子さんの方が哺乳瓶を嫌がってなかなか飲んでくれない!となってしまうと、心配になったり、どうしたらいいのか困ってしまう事もあるでしょう。

一番手っ取り早いのは、まずはママ以外の人が哺乳瓶でミルクをあげてみる!というのが効果的です!

詳しくご紹介していきますね^^

 

 

子供がいきなり哺乳瓶嫌いになって困る!

子供がいきなり哺乳瓶嫌い
まず初めに、なぜお子さんは、哺乳瓶嫌いになってしまったのでしょうか。

それは単純に、お子さんが「哺乳瓶よりもおっぱいが大好き!」ということなのでしょう。

赤ちゃんなら当たり前のことのように思いますが、赤ちゃんによっては、おっぱいよりも哺乳瓶から飲むミルクが大好きで、ミルクばっかり好んでいる赤ちゃんもいて、困ってしまっているママさんもたくさんいらっしゃいますから、そこは個人差があるようです。

 

また、哺乳瓶嫌いになる理由としては、おっぱいに慣れてしまうことで、哺乳瓶の感触やミルクの味などが嫌で赤ちゃんが嫌がってしまう事もあるようです。

 

 

うちの子の場合は、出産直後は私の母乳の出が悪く、入院先の病院で母乳をメインにミルクを少しだけ飲ませていました。

その時には、哺乳瓶の方が出が良いからなのか分かりませんが、美味しそうにゴクゴク飲んでいました。

退院後は、少しづつ母乳が出るようにはなってきましたが、それでも1回の量は少ないのでは…と心配だったので、助産師さんのアドバイスもあり、授乳後に搾乳した母乳を哺乳瓶であげていました。

そんなこともあり、産後1ヶ月位は哺乳瓶でも飲んでいましたが、その後母乳が出るようになり、哺乳瓶で飲ませるのはやめていいということになり、おっぱいだけの育児になりました。

 

それから1ヶ月位たって、子供が3~4か月くらいの時に子供がひどい鼻かぜをひきました。

小児科に行ってシロップの薬を処方して頂いたのですが、初めての薬でどうやって飲ませたらいいのか分からず、薬剤師さんに聞くと、「哺乳瓶が大丈夫なら、哺乳瓶で飲ませてあげるといいですよ」と言われました。

つい1ヶ月程前までは哺乳瓶でゴクゴク飲んでいましたので、哺乳瓶であげれば大丈夫だろうと思って、家に帰ると早速哺乳瓶で薬を飲ませてみました。

すると、薬を飲むどころか哺乳瓶を口にくわえることさえも嫌がって、全く受け付けてくれません

仕方なく、もう一度薬局まで行き、スポイトで飲ませるという方法を教えていただき、何とか薬を飲ませました。

 

その時は「あんなに哺乳瓶好きだったのになぜ?」と少し疑問に思った程度でしたが、その後も離乳食が始まりお茶を飲ませる練習をする時にも、最初は哺乳瓶で試してみましたが、全く受け付けてくれず…すっかり哺乳瓶嫌いになってしまっていました。

その代わりに、おっぱいは本当に大好きで、断乳するまでの1年6ヶ月の間おっぱいがあればいつでもご機嫌で過ごせていました。

 

幸い私の場合は、乳腺炎になってしまう程に母乳が出たので子供の哺乳瓶嫌いを治すこともしなくて済んだのですが、急にお子さんが哺乳瓶嫌いになってしまうと、ママはお手上げになって、とても困ってしまう事が多いようです。

では、哺乳瓶嫌いになってしまったお子さんは、どのようにして哺乳瓶に慣らしていくのがいいのでしょうか。

ここからは、お子さんの哺乳瓶嫌いを克服する方法をいくつかご紹介していきたいと思います。

 

子供が哺乳瓶嫌いを克服する為の治し方とは?

子供が哺乳瓶嫌いを克服する為の治し方とは?
実は、ママがどんなに頑張って赤ちゃんの哺乳瓶嫌いを治そうと頑張っても失敗することが多いという事実があります。

それは、ママからはおっぱいの匂いがするからなのです。

 

赤ちゃんは、大人よりも視力は弱いのですが、その代わりに嗅覚はとっても優れています。

ですから、赤ちゃんが小さいうちは、「目で見て」というよりは、その人匂いで人を判別しているところがあるのです。

赤ちゃんにとって「ミルクやおっぱいを飲む」ということは生きていく為の絶対条件ですので、母乳育児をしている赤ちゃんにとっては、自ずとママのおっぱいの匂いが一番落ち着いて、好きな匂いになっていくのです。

そんな大好きなおっぱいの匂いがするママから、おっぱいではなく哺乳瓶をくわえさせられる訳ですから、赤ちゃんは「なんでおっぱいじゃいの!」と怒って、哺乳瓶を嫌がってしまうのです。

 

そんな時には、ママはその場から少し離れて、パパや周りに手伝ってくれる人がいればその人達の協力を得ることが出来ると、赤ちゃんも諦めて哺乳瓶から飲んでくれるようになる事も多くあります。

もちろん、最初は嫌がって飲まないかもしれませんが、「お腹がどうしても空いてしまって、ママが近くにいない」という状況になれば、仕方なく飲むこともあります。

 

このことは、それまで母乳育児だったが、保育園に預ける事が決まって哺乳瓶嫌いをどうやって克服しようと悩んでいたママさんにも朗報になるかもしれません。

私の知り合いのママさんも、お子さんが生後7ヶ月で保育園に預ける事が決まり、完全母乳だったので、保育園の方から「哺乳瓶に慣らしておいて下さい」と言われていました。

ですが、ママが哺乳瓶でミルクを飲ませようとしてもどうしても嫌がってしまって飲みません。

入園する時になってもその状態は続いていましたが、仕事復帰の時期もありましたから仕方なく、そのまま哺乳嫌いのままで保育園に預けたそうです。

すると予想に反して、お子さんは保育士さんからの哺乳瓶でのミルクをゴクゴク飲んだそうで、それからも離乳食も順調に進み今では食欲旺盛で困ってしまう程になったそうです。

もちろん、お子さんには個性がありますからなかなか保育士さんに慣れてくれないお子さんもいらっしゃるかもしれませんが、保育士さんもプロですから、哺乳瓶嫌いのお子さんの相手も幾度となくしてきているはずです。

そこは一度、信頼して預けてみてもいいかもしれませんね。

 

子供が哺乳瓶嫌いを克服する為の治し方、ママと一緒に治すには?

子供が哺乳瓶嫌いを克服する為の治し方
もちろん、ご家庭の事情によってはママ以外の人に協力を得ることが難しい場合もあるでしょう。

また、もしかすると「おっぱい大好き!」以外にも、赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がっている理由があるのかもしれません。

 

赤ちゃんの哺乳瓶嫌いを克服する為に、まずママさんに試していただきたい項目としてはこのようなものがあります。

①母乳を哺乳瓶の乳首に付けてみる

初めに試していただきたいのが、母乳を乳首に少しつけてからミルクを飲ませてみるという方法です。
先ほどもお話しましたが、赤ちゃんの嗅覚はとても優れています。哺乳瓶の匂いを嫌がっているようならば、この方法でおっぱいかなと思って飲んでくれる可能性があります。

②飲ませ方やタイミングを変えてみる

今まで赤ちゃんを横にしておっぱいを飲ませるような体勢であげていて飲まなかったけれど、少し起こした姿勢であげてみたら急に飲み始めた!なんてこともよくある話です。
助産師さんや保育士さんなど、赤ちゃんにミルクをあげることに慣れている方の飲ませ方を参考にしてみてもいいかもしれません。

また、赤ちゃんに授乳してからミルクを飲ませるのか、それともお腹が空いている状態でミルクを飲ませるのかでも赤ちゃんの反応は変わってきます。赤ちゃんが嫌がらずに哺乳瓶を受け付けてくれるタイミングを探してみましょう。

③ミルクの温度を少し高めにする

母乳というのは、おっぱい自体も体温であったかいものです。もしかすると、哺乳瓶をくわえた瞬間の冷たい感じを嫌がっている可能性があるので、ミルクを普段よりもほんの少しだけ高めにしてみると乳首があたたまり、飲んでくれることもあります。

④哺乳瓶(乳首)を変える

赤ちゃんがおっぱいをくわえる時、乳首全体を覆うように大きくくわえている事と思います。そうすることで、上手に舌を使ってママも痛さを感じることなく授乳出来るのですが、哺乳瓶の場合には乳首の種類によってミルクの出方が違ってきます。

もしかすると、赤ちゃんは乳首の質感やミルクの出方を嫌がっている場合があります。赤ちゃんがスプーンなどを使ってミルクを飲ませる方法ならミルクを飲んでくれるというような場合には、ミルク自体の味を嫌がっている訳ではありませんので、一度乳首の種類を変えてみるのも良いでしょう。
できれば、何種類かを試してみることをおススメします。

⑤ミルクの種類を変えてみる

もし、赤ちゃんが搾乳した母乳なら哺乳瓶でも飲んでくれるなんていう場合には、ミルクの味が好みではないのかもしれません。
メーカーによって多少の味の違いがありますから、ミルクの種類を変えてみても良いでしょう。

これらの方法全て試してみてもなかなか上手くいかない!!なんてこともあるでしょう。
ですが、おっぱいを上手に飲めるようになるまで時間がかかるように、哺乳瓶に慣れるまでの時間も赤ちゃんによってさまざです。
もしかすると、今は出来ないだけであと1週間すると急に飲み始めるなんてことも大いに考えられます。

ママさんは、赤ちゃんとの1対1での育児になるといろいろな事が心配になってしまって、心が疲れてしまうこともあるかもしれません。

そういった場合には、育児相談できる支援センターの方に相談してみたり、母乳ケアをしてくれるような助産師さんに相談してみながら進めてみるといいかもしれませんね。

誰かに話を聞いてもらって赤ちゃんをみてもらって、「大丈夫だよ」と言ってもらえるだけでも、とっても心は軽くなるものです。

 

まとめ

いかがでしたか。私も、子供が1歳過ぎるまでは、毎日慣れない育児と、まだ話せない子供との日々に何かと神経をすり減らして過ごしていました。

「子供の命を守る」という使命感が、いつも心に大きくあったように感じます。

2歳を過ぎて多少会話も出来るようになった今は、使命感がなくなった訳ではもちろんありませんが、可愛さと赤ちゃん時期とはまた違った意味の大変さを感じながら、バタバタとあっという間の毎日を過ごしてします。

やはり、赤ちゃん時期の悩みは、特に第一子だと周りにママ友がいなかったりしがちですから、周りの人に気軽に相談出来ないこともあるかと思います。

ですが、皆さん何かしら悩みを抱えながらも、意外と赤ちゃんの方は強くたくましく成長していってくれるものです。

哺乳瓶嫌いを克服するのは、大変かもしれませんが、それでも赤ちゃんが元気でいてくれるのならば、ママさんはあまり心配しすぎずに気長に挑戦してみる位の気持ちでもいいかもしれませんね。

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