赤ちゃんが小さいうちは、なかなか思うように眠ってくれないことが多く、
新米ママさんにとっては、赤ちゃんに振り回される日々が続いてしまうかもしれません。
もちろん、いつかはそんなこともなくなると頭では分かっていても、先の事を見ることが出来ないと気持ちが追い付かず、
「この睡眠不足は、いったいいつまで続くのだろう…」と、不安になってしまったり、
「うちの子は、なんでこんなに寝てくれないのだろう…」と、辛い気持ちになってしまうお母さんも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、そんな赤ちゃんが眠ってくれなくて困っているお母さん達の助けになるかもしれない、
赤ちゃんの寝かしつけに有効だと言われている「ホワイトノイズ」についてお話していきたいと思います。
ホワイトノイズとは
昔のテレビで良く見かけた砂嵐の画面で流れる「ザーッ」という音や、
大雨が降っている時に聞こえる「シャー」という雨音が「ホワイトノイズ」と言われている音です。
こういうやつですね!
ホワイトノイズ以外にも、「ピンクノイズ」」や「ブラウンノイズ」と呼ばれるものがあり、
これらの名前は、音の周波数を色の周波数の特徴に当てはめてつけているそうです。
ホワイトノイズは、テレビの砂嵐の音の他にも、チラシをぐしゃぐしゃとした時の音や、ドライヤーをかけたときの音、掃除機をかけている時の音に似ていると言われています。
赤ちゃんが眠る理由

それでは、ホワイトノイズがどうして赤ちゃんの寝かしつけに有効なのでしょうか?
一番の理由は、ホワイトノイズが、赤ちゃんがお母さんのお腹にいた時に、聞いていた音に似ているからです。
赤ちゃんがお母さんにお腹にいた時には、赤ちゃんのすぐそばでお母さんの血液が流れ、お母さんの心臓の音がして、
赤ちゃんは、大人が想像する以上に、結構騒がしい音のする環境にいました。
それは、昼夜関係なく聞いていた音なので、生まれてきたからといって、急に夜の「シーン」とした寝室に連れていかれて、
更にあったかいお母さんの体温から離されてしまうと、赤ちゃんが、不安な気持ちでいっぱいになって泣いてしまうのは、当たり前のことかもしれません。
よく「昼間は寝てくれるけど、夜になると寝てくれない」というお母さんの話を聞きますが、
その原因はもしかしたら、赤ちゃんが「暗い事」よりも、「静かな事」に慣れていないからなのかもしれません。
そこで、そんな不安になって眠れない赤ちゃんに「お腹にいた時の環境」をつくり出してあげる事が出来るのが、「ホワイトノイズ」なのです。
ホワイトノイズを使うには
日本では、親が赤ちゃんと一緒の部屋に寝る事や、赤ちゃんが夜泣きしたらあやしたり、なかなか一人で寝てくれないことを「当たり前のこと」として捉えられていますが、
海外では「ホワイトノイズ」などを取り入れて、赤ちゃんであっても親とは別の部屋で寝かせ、
夜も、赤ちゃん一人でぐっすり眠れるようにしていく環境を作っているところも多いようです。
そうする事で、赤ちゃんは最初は泣いていたとしても、一晩中流れているホワイトノイズを聞いて落ち着きを取り戻し、
自然と一人で再入眠が出来る…というようになっていくようです。
日本では、隣近所への迷惑を考えると、夜泣きしてもそのまま赤ちゃん一人でほっておく、という考えは、あまり受け入れられないところがあるかと思いますが、
ホワイトノイズを聞くと赤ちゃんが落ち着くのならば、その環境を作り出す事だけは、取り入れてみてもいいかもしれないですよね。
ホワイトノイズを作り出すには、色々な方法があります。
スマートフォンをお持ちなら、一番手軽に出来るのがホワイトノイズを作り出す「アプリ」を利用することでしょう。
アプリを利用すると、ホワイトノイズの種類を選べたり、ホワイトノイズにプラスして、波の音や水の音など、ご自身の好みの音を足したり…なんてことも出来るので、
さらに好みに合った、心地の良い音を作り出すことができるかもしれません。
他には、ホワイトノイズの音が入っているCDや、色々なホワイトノイズを聞ける持ち運べる小型の機械、ホワイトノイズが流れるぬいぐるみなんていうものもありますので、
ご自身の生活スタイルに合った物を選んでみると良いかもしれませんね。
お金をかけたくないとか、出先で何も持っていない時に、なかなか寝てくれなくてホワイトノイズが欲しい…なんていう場合には、
ご自身の口で、「歯と歯の間から、シューッと息を強めに吐き出す」ことでも、手軽にホワイトノイズを作り出すことが出来ます。
お子さんが、ホワイトノイズで本当に寝るのか試してみたいなんていう場合に、
まず初めに、この方法を取り入れてみて、親御さんご自身で「シューッシューッ」と言って寝かしつけに使ってみても良いかもしれませんね。
ホワイトノイズに悪影響はないのか?弊害は?

これまで、ホワイトノイズの良いところをご紹介してきましたが、ホワイトノイズを聞き続ける事で、赤ちゃんにとって悪影響が無いのかという事は気になるところだと思います。
多く感じるのが、「ホワイトノイズを聞いて入眠する」という事を続けていると、今度はホワイトノイズ無しでは眠れなくなってしまうことです。
赤ちゃんの成長にしたがって、段々と静かな環境であっても眠れるようになっていきます。
しかし、ホワイトノイズを寝かしつけに使っていると、静かな環境で赤ちゃんが寝るという機会をどんどん奪うことになってしまうので、赤ちゃん自身が中々静かな環境で眠るという事になれてくれません。
その結果ホワイトノイズ無しでは寝てくれない子供になってしまう可能性もあります。
ホワイトノイズを無くしていく時には、ある時に急にホワイトノイズ無しにするのではなく、
何日間にかけて段々と音量を小さくしていくという事をすると、自然とホワイトノイズ無しで眠る事が出来るようになるのでお勧めです。
また、ホワイトノイズが流れ続けている中で眠るのは、睡眠が浅くなってしまうということもあります。
テレビをつけっぱなしでテレビの前で寝てしまうと、朝疲れが取れなくて怠いという事ありますよね?音にさらされて寝ていると、脳は寝ていてもその音を聞いているので脳が睡眠に入ってくれなくて眠りが浅くなってしまいます。
赤ちゃんは眠りが浅くなった時に、不安になって起きてしまう事が多く、その時にホワイトノイズが流れていることで不安な気持ちが落ち着きます。
ですから、どちらかと言えばホワイトノイズが流れている方が、例え途中で起きてしまったとしても、もう一度安心して深い眠りにつくことが出来る、と言えますが、眠りの質に関してはあまりいい影響があるとは言えません。
夜中ホワイトノイズで寝かしつけて一晩中つけていると、赤ちゃんの眠りの質が低く、昼間によく寝る子になってしまい結局夜は寝つきが悪い赤ちゃんになってしまいかねないので、ホワイトノイズを一晩中つけっぱなしにするのはよくないですね。
ホワイトノイズは赤ちゃん以外にも有効
今までは、赤ちゃんの寝かしつけに使う事をおススメしてきましたが、
この「ホワイトノイズ」は、聞く側が大人やお子さんであっても、睡眠を促しますし、さらに集中力を高める効果も期待できます。
例えば、不眠で悩んでいる方が、ホワイトノイズを聞くことで久しぶりにぐっすりと眠れました!というお話も良く耳にしますし、
赤ちゃんの寝かしつけに使っていたら、添い寝していた大人までぐっすり寝てしまった…なんてことも良くある話です。
また、最近では、ひと昔前のように、夜になったら外は真っ暗で、テレビもないから、家の中もシーンとしているなんていう家は少なくなってきています。
夜であっても、車やトラックが通ったりしますし、工事の音が一晩中うるさいほどにする事もあります。
部屋の中であっても、テレビの音や家事をする音、人が話す声など…現代は、とにかく音で溢れかえっているような状態です。
ですから、子供が勉強に集中したい時や、大人でもなにか集中したい時には、
これらの日常に溢れている音が、煩わしく感じる事もあるでしょう。
そんな時に、このホワイトノイズをかけると、他の雑音とホワイトノイズが混ざり合って打ち消し合ってくれるので、他の雑音が気にならなくなるのです。
もちろん、ホワイトノイズをかけるよりもシーンと静かな方が落ち着くし、集中できる!という方もいらっしゃるでしょう。
本来ならば「シーン」と静かな方が良いのかもしれませんが、なかなかそういった環境を作り出すことができない時もある事でしょう。
また、お子さんであると、静かな環境が返って落ち着かない…なんてこともあります。
そういった時だけにも、試しにホワイトノイズを取り入れてみるのもいいのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
探してみると、ホワイトノイズに関連する商品は意外と多くあり、ビックリしました。
日本では、あまりメジャーではありませんが、海外では子守歌のように、ホワイトノイズを流すのが普通の国もあるのです。
赤ちゃんがなかなか眠ってくれなくて困っているのであるならば、一度ホワイトノイズを試してみるのもいいかもしれませんね!
いかがでしたか?じゃねえよクソアフィうざい消えろ