初めての妊娠の時とは違って、2人目以降のお子さんを妊娠中の時は、どんなに具合が悪くても上のお子さんのお世話をしなくてはならないですよね。
特に、つわり中はママ自身が食事の匂いを受け付けなくなってしまったり、常にだるさや気持ちの悪さがあったりして、
今まで普通に出来ていた、上の子と一緒に食事をとったり、遊んだり…といった事がとても苦痛になってしまうこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は、つわり中に上の子のお世話をどのようにすればいいのかについて、私の体験談を踏まえてお話していこうと思います。
つわり中の子供との関わり方や食事
さて、つわり中の一番の問題が上のお子さんとの時間になってきますよね。
ある程度年齢が離れていれば、「ママには赤ちゃん出来て、体調が良くない」という事を、話して理解してくれるようにもなってくるとは思います。
ですが、うちの場合のように、上の子との年齢差があまりないと、こちらの話している事は少しづつ理解してくれるようになったとはいえ、
まだまだ自分中心の考えで行動する時期ですから、ママの体調がどうであれ、遊んでもらいたい時は遊んでもらいたいし、抱っこしてもらいたい時には、だっこだっこと言ってきます。
私の場合は、遠出は出来なくなっても、1日1回は上の子を連れて外へ出なくてはなりませんでした。
遠出ではなくても、近くの薬局に歩いて行ったり、ペットショップにワンちゃんや猫ちゃんを見に行くだけでも、意外と子供は楽しんでいるようでした。
徒歩や車で行ける近くの公園に行って、なるべく自分は見守るだけでいられるような環境をつくるようにしていました。
私の場合、つわり中が夏場だったので、息子が水遊びが大好きなので、毎日のように浅い水遊び場がある公園に行って時間をつぶしていました。
それでも、どうしても具合が悪くて外に出られない時には、子供に「少し体調が良くないから、少しだけ横になってもいいかな?」
と説明してから、少しの時間だけでもソファーで横になっていたりしました。
食事はフルーツなどでビタミンを補給
食事も、朝食と夕食は、比較的体調の良い朝の時間帯に何とか作ろうとは努力はしましたが、子供と自分だけの為の昼食は、どうしても作れない時が多くありました。
そのような時には、コンビニのお弁当やスーパーのお惣菜に頼った事もありましたし、普段はほとんど口にしない、冷凍食品に頼った事もありました。
息子と二人で、ランチタイムの価格の安い時間帯に外食をした事もありました。
つわり中の妊婦さんは、自分の口に出来る物を食べれば大丈夫と言われていますが、上の子は、そういう訳にはなかなかいかないですよね。
そこで、栄養士さんのアドバイスもあり、栄養のバランスも考えて手軽にビタミンなどがとれるフルーツを子供に積極的に与えるようにしていました。
また、つわり中は、食品の匂いが辛く感じてしまう妊婦さんがとても多くいらっしゃいますよね。
私も、料理の匂いが受け付けなくなってしまって、マスクをしたり、匂いのきつい食べ物を控えたりするようにしていました。
出来るだけキッチンに立つ時間が短く済むように、一回に作る量を出来るだけ多くして作り置きしてみたり、時にはお惣菜や、缶詰に頼る時もありました。
つわりの時期は、お腹の赤ちゃんにとっても大切な時期です。
ここで無理をしてしまって、ママが体調を崩してしまっては元も子もありません。
今は多少の事が出来なくなってしまっても「仕方がない」と割り切って身体を大切にするようにしてみて下さいね。
上の子との時間の変化・・・世話はどうする?
私は、上の子が2歳になって少し経過した時に、2人目の子を授かりました。
元々、望んでいた妊娠だったので、授かった時にはとても嬉しかったのですが、これからの上の子との生活が少し不安ではありました。
上の子は保育園ではないので、それまで私と1日中一緒にいる生活を送っていました。
さらに、男の子ということもあり、とにかく身体を動かすのが大好きなので、毎日のように、自転車や車で色んな公園や遊び場に連れて行って遊んでいました。
妊娠した初期の段階では、今まで通りに色々なところに連れて行っていたのですが、
妊娠10週辺りになってくると、つわりの症状がでるようになり、体調にも変化が現れるようになりました。
私の場合は、朝の時間が一番マシで、夕方になっていくにつれてどんどん気持ち悪くだるくなっていく…という日々になっていきました。
妊娠12週を過ぎる位の時には、お腹が空いても食べ過ぎても気持ち悪いので、子供と一緒の時間に食事を取るというよりは、自分の都合で食事をとるようになっていきました。
子供を色々なところへ遊びに連れていく元気もなくなり、近所の広場に行くのと、車で10位で到着する公園に行くのが精一杯になっていきました。
そして、体調が優れない時には、中々子どもと思いっきり遊ぶこと出来なくなってしまいました。
申し訳ない気持ちと、一人になって横になっていたい気持ちとで、毎日気持ちも不安定になっていきました。
私と全く同じではなくても、多かれ少なかれ、妊娠してつわり中のママさんは、上のお子さんと過ごす時間の変化を感じることになるのではないでしょうか。
上の子の気持ちに寄り添う
「ママのお腹に赤ちゃんがいる」と、上の子が理解していてくれても、頭と心は全くの別問題です。
特に、上の子と年の差がない妊娠の場合は、上の子が妊娠によるママの変化に戸惑ってしまう事もあるようです。
うちの子も、妊娠期間が進むにつれて「ママ、ママ」と、私と二人で過ごしていると、とにかくべったりくっついてくるようになりました。
朝から晩まで一緒にいたがり、食事を作る時でさえ抱っこしたまま作らなくてはならない時も多々ありました。
今までは、思う存分抱っこしてあげられたのに、こちらもお腹が気になってしまって長時間の抱っこは避けてしまいがちです。
知らず知らずのうちに、子供にストレスが溜まってしまったのかな…と思うような行動を子供がするようになったりするようになりました。
子供が母親の愛情を求めるのは、当然の事だと思います。
いつだって自分だけを見ていて欲しいし、愛して欲しいのだと思います。
そうとは分かっていても、私も、気付いたら自分の体調や気持ちの変化ばかりが気になってしまって、上の子にキツク当たってしまう事も多くありました。
これは、二人目を妊娠したママさんのあるあるのようですね。
ママは、仕事に家事に育児に…などの忙しさに加えて、つわりで思うように気持ちや体調がついていかないもどかしさで、ついついイライラが溜まってしまいがちです。
それに加えて、上の子の好き勝手な行動に振り回されてしまうと、ついつい口調が強くなってしまったりしまいますよね。
そんな時には、1日に1回上の子とのスキンシップをとる時間を作ってあげるといいのかなと思います。
子供をぎゅーっとすると、子供も親も、とても心が落ち着きますし「ごめんね…」という気持ちが込み上げてきます。
私は、つわり中に上の子に言いすぎてしまったな…と思う時には、「ごめんね」と言っては、ぎゅーっとしていました。
そのことを、助産師さんに相談した時に、「子供はママが一番好きだから大丈夫だよ」と言われて、号泣した事もありました。
下の子が生まれたら中々ママを独占できなくなってしまいますから、今だけの貴重な時間をお互いに大切に出来たらいいなと思います。
食事や世話など頑張り過ぎない努力も必要
私は、2歳を過ぎて言葉も上手になってきた息子がとっても可愛くて、妊娠前は息子と色々なところに行って、息子が喜んで遊んでいる姿をみるのがとても好きでした。
ですが、先ほどお話したように、その愛おしい日々も、妊娠すると自分の体調や気持ちも不安定になってしまって、
子供の為だけに毎日を過ごせなくなってしまう事も多くなってしまいました。
「頑張ろう」と思っても、今まで通りに出来ない事もたくさんでてきました。
つわり中に、普段通りに頑張る事も大切ですが、もしもそれをする事によって辛くなってしまう方は、頑張り過ぎない努力をする事も大切なのかな…と思います。
息抜きの仕方を考える
頑張らない…と言っても、上の子のお世話もあるし…いったいどうすれば良いの?と思う方もいらっしゃると思います。
けれど、自分の体調や気持ちがいっぱいいっぱいになってしまうと、どうしても上の子や夫に、気持ちをぶつけてしまうことにも繋がってきてしまいます。
そうすると、ママももっと気持ちが辛くなってしまう事もあるでしょう。
私も、今まで通りに遊んであげられないもどかしさや、家事もまともに出来なくなってしまって、気持ちが落ち込んでしまう事もよくありました。
そうならない為に、まずは、ママ自身が「どうしたら、自分が息抜き出来るのか…」を考えてもらいたいと思います。
子供と離れて一人の時間が欲しいのか…子供の相手よりも、食事を作ったり家事をするのが辛いのか…
もしかしたら、何か仕事をしたりして、ずっと動いている方が気が紛れる方もいらっしゃるかもしれません。
その上で、ご自身が少しでも楽になれる方法を考えてみて下さい。
例えば、上のお子さんを一時保育に預けてみようとか、家事を手伝ってくれるサービスを利用するとか、
ママさんサークルに参加してみるとか、色々な方法があるかと思います。
お金がかかる事はちょっと…という方は、まずは、ご自身の気持ちを話せる相手を見つけられるといいのでは…思います。
それは、私が気持ちを話して共感してもらうだけで、「また頑張ろう」という気持ちになれたからです。
一番は、ご主人に気持ちを理解してもらって、休日などには家事や育児を手伝ってもらえるのが、
ママにとってはとても助けになって、気持ちも楽になる方法かと思います。
ですが、毎日仕事に忙しくしているご主人ですと、なかなかゆっくり話をしたり、家事や育児を手伝ってもらう事は難しいかもしれません。
私は、つわりの辛い妊娠初期にとても励みになったのが、近くに住んでいるママ友が妊娠したということでした。
予定日も近かったので、つわり中にはお互いに励まし合って、何とか乗り越えた!という感じがありました。
本当に心強かったです。
上の子同士も同じ歳なので、まだ、目を離してほっておくことは出来ませんが、少しの時間であるのなら子供同士で何となく遊んでくれて、
少しだけほっとできる時間を共有する事も出来ました。
あとは、家の近くの子供を遊ばせる広場に行って、そこにいる職員さんに話を聞いてもらう事でも救われました。
また、産婦人科で行われた、母親教室で他の妊婦さんの話を聞く機会があり、
そこで色んな妊婦さんの話を聞いたり、自分の気持ちを話したりする事で、「私だけじゃないんだ」と励みになったりもしました。
妊婦さん同市の交流は、市報などをみると、公民館や児童館などで定期的に開催されているようなので、そういった場に参加してみるのもいいかもしれませんね。
最後に
いかがでしたか。
つわり中に限らず、妊娠すると女性の気持ちは不安定になりがちです。
ですが、いつかはつわりの辛さからも解放される時がやってきます。
子育ては、一人っきりでは出来ないと感じています。
時には、旦那さんやご両親、近所の方々、ママ友や先輩ママさん、子育て広場などの方々の力を借りて、
少しほっとできる時間を作れると良いのかな…と思います。
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