子育ての際テレビが子供に与える影響とは?テレビが引き起こす4つのメリット、デメリット!

テレビは子供に悪影響を与えるのかもしれない…という思いは持ちつつも、お子さんが幼稚園や保育園に通い始める前の小さいうちは、

お子さんと二人だけで過ごす時間も長いので、ついつい日中テレビをつけっぱなしにしてしまっている方も多いのではないでしょうか?

 

また、1日中ではないけれど、家事をやってしまいたい時間帯だけは、子供が好きなテレビ番組を流しておく…なんて方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

そこで今回は、テレビが子供の成長に与える影響はどのようなものがあるのかについて、メリットとデメリットに分けてお話していきたいと思います。

 

育児にテレビを取り入れる4つのメリット


何となく「小さい子供がテレビを見る」と聞くと、あまり育児にはいい影響を与えない印象がありますよね。

もちろん、一日中テレビばかり見ているのはあまりおススメ出来ませんが、テレビも効果的に取り入れれば悪い事ばかりではありません。

例えばこのようなメリットが考えられます。

 

<親の自由な時間をとれる>


親と言っても一人の人間ですから、少しは休憩する時間も必要ですよね。

子供が小さなうちは、一人遊びもご飯もまだ上手に出来ませんから、親が一日中付きっきりで遊び相手や、お世話をする必要があります。

 

ですが、親としては

「家事をやりたい」

「少しお茶を飲んで休憩したい」

なんてこともあるはずです。

そこで、15分でも30分でも子供がテレビに夢中になってくれると、親もつかの間の休息をとったり、急いで家事を進める事が出来ます。

 

<子供のグズり対策>


これは、先輩ママさんの体験談ですが、

ぐずったらいつもテレビを見せるという訳ではなく、あやしてみても泣き止まなかったり、寝起きの機嫌の悪さが最悪だった時など、

「ここぞ」という時の為に、子供が大好きだった回のテレビ番組を録画しているというママさんの話を聞きました。

その子は、どんなにぐずっていてもその番組を見ると、必ず笑顔になってくれるという事で、そういうアイテムがあるということは、忙しいママさんにとっては救世主のような存在であると思います。

 

<普段体験出来ない事を知ることが出来る>


例えば、昆虫が好きな子に、昆虫がたくさん出てくるテレビ番組を、電車が好きな子に鉄道物の番組を、動物が好きなら動物番組を…

といったように、その子にとって興味のある番組であると、普段は見られない珍しい光景を見たり知識を得ることが出来ますね。

 

ですが、好きであるがゆえに、さらにテレビに夢中になってしまったり、テレビからどんどん与えられる情報で満足してしまって、

自分から進んで「もっと深く知りたい!」と思わなくなってしまう可能性もあり、やはり長時間の視聴はおススメは出来ません。

 

<コミュニケーションのきっかけになる>


なぜか、子供が1歳前後を境にして、色々な人から「アンパンマン」を子供に見せられるようになりました。

病院でも、初めて会った通りすがりの人でも「これ知ってるー?」とか、「アンパンマンだよー!」とか…とにかく、アンパンマンを見せれば子供が喜ぶと思っている感じでした。

 

私の子供は、その当時アンパンマンに興味が無く…というかほとんど見せたことが無かったので無反応でしたが、

私は心の中で「アンパンマン好きだと何かと助かるかも…」と思ったのも事実です。

 

2歳近くになって、番組はやはり見ていませんが「アンパン」という言葉が気に入って、アンパンマンのキャラクターの顔は覚えたようです。

よく見てみると、アンパンマンはそこら中に溢れていて、子供の知識に「アンパン」が加わった事で、周りの人とのコミュニケーションのきっかけに役立つようになったな…と実感しています。

 

これは、アンパンマンだけには限らず、教育テレビだったり、戦隊モノやプリンセス系などのテレビ番組でもよくある話なのだと思います。

 

 

テレビを見せるメリットはいかがでしたか?

「テレビ」という存在が、身近にある現代にとっては、子供が大きくなるまで全くテレビを見せない、という事は不可能に近いかもしれません。

そこで気になるのが、子供にテレビを見せた時にどのような悪影響があるのかという事ではないでしょうか?

ここからは、テレビをみせた時のデメリットとはどういったことがあるのかについてお話していきたいと思います。

 

育児にテレビを取り入れる4つのデメリット

 

子供がテレビを見るとどのような良くない影響があるのでしょうか?

例えばこのようなデメリットが考えられます。

 

<親子のコミュニケーション不足>


子供の成長は、人と人との対話や遊びでコミュニケーションをとる事で、発達すると言われています。

特に親とのコミュニケーションは大切で、毎日絵本を読んであげたり、外で身体を動かして遊んであげることで、

言葉の発達が良くなり、身体の成長にもつながっていくのです。

それが、お家にいる時位はテレビばかりで絵本を読むことが無かったり、外で遊ぶよりも家でテレビばかり見ていると、

子供の成長に影響を及ぼす可能性が出てきてしまいます。

 

一見、子供の語学力アップにつながりそうな番組であっても、絵本を読んであげる方が子供の語学力や、知識や探究心を育てるのに効果的と言われていますから、

忙しいかとは思いますが、寝る前の1冊でもいいので絵本を読んであげる習慣がつくと良いかもしれませんね。

<子供の自主性や創造性が損なわれていってしまう>


先ほども少しお話しましたが、テレビは一方的に大量の情報を提供してくれますが、子供の気持ちや話しかけに応じてくれる事はありません。

子供の「なんでだろう?」という気持ちや、「どうしてそうなるの?」という疑問に答えることなく、どんどん進んでいってしまいます。

 

子供を成長につながるのは他者とのコミュニケーションですので、テレビだけでは足りない、という事になってしまいます。

さらに、一方的に完結していってしまうテレビをずっと見ていると、子供の自主性や創造性が損なわれていってしまう可能性があるので注意が必要です。

 

もしも、大人が見たいテレビを子供も見る時には、子供と一緒に見て親がテレビに反応してあげると良いそうです。

そして、子供と一緒になってテレビの内容について話てみると良いそうです。

 

「○○ちゃんはどうかな?」とか、「○○くんと一緒だね」と言うように、親との会話を挟むことで、テレビからの一方通行にしないようにすると良いそうです。

 

うちの子もよく、自分が覚えた単語がテレビから聞こえてくると反応して、嬉しそうにその言葉を叫んでこちらを見てきますが、

これにこちらが反応してあげる事が大切なのだと感じています。

 

<親の言葉に反応しなくなる>


お子さんが小さいうちは、テレビがずっとついていても、自分が飽きたら勝手に見るのをやめて一人遊びをしたり、ママやパパのところに行って、かまってかまって!となりますが、

少し大きくなってお子さんに自分の好きなアニメ番組などができてくると、何時間でも集中して見てしまう…という事もあるでしょう。

 

これは、親としては自分の時間がたくさんもてるので楽であるのは確かなのですが…

親が呼んでも気づかない程に集中してしまうのは、あまり良い事ではありませんよね。

 

大人でもそうですが、テレビに引き込まれると周りの音や話し声が聞こえなくなってしまう事があります。

その時は、集中して楽しんでるのですが、その後、テレビを見終わると何だかとっても疲れて、眠くなったり、だるい気持ちになって何もしたくないな…なんて気持ちになったりしませんか?

 

実は、このだるい感じや疲れた気持ちはお子さんであっても起こるのです。

実際に、テレビを見過ぎた時には、子供の頭がさえず宿題がはかどらなかったり、やたらと眠くなってしまったりするという体験談も耳にしますから、

どんなに好きな番組であっても、見る前に「何分で終わり」とか、「この1本見たら終わり」とか、終わる時間を決めてから見るようにすると良いですね。

<良い睡眠の妨げになる>


テレビの画像は、ダイレクトに脳にインプットされます。

寝る直前までテレビを見せたり、あまり刺激的な映像を見せたりすると、

脳が興奮してしまって、なかなか寝付けなくなってしまったり、テレビを脳が思いだして、夜中に何度も夜泣きしてしまったり…なんてことになってしまう事もあります。

出来るだけ、子供には寝る前にテレビを見させない方が良いでしょう。

 

 

まとめ

 

いかがでしたか?

子育ての際テレビが与える影響についてお話してきましたが、「テレビを見ること」自体がいけない事では決してありません。

 

一番の良くない事は、子供にテレビを見させ過ぎてしまうこと。

そのことによってコミュニケーションの時間が減ったり、外での遊びの時間がへったり、

睡眠時に影響が出たり…という悪影響が出てきてしまう可能性があるからです。

 

1日の中で、親子のコミュニケーションの時間もしっかりととれているのなれば、

短時間子供と一緒に楽しんだり、家事で忙しい時に少し見せて置く程度であるのならば、

育児の中に多少テレビを取り入れても、そんなに問題にはならないでしょう。

 

何よりも、育児にとっては、ママやパパがストレスになってしまってイライラしてしまう事が一番よくありません。

適度に節制しながら、楽しみ程度であるならばテレビを取り入れてもいいのではないでしょうか。

 

 

 

 

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