子供の離乳食時期も終わり、やっと大人と同じ様な物が食べられるようになった!と、喜んだのもつかの間…
離乳食の時は少しは食べていたのに、野菜を嫌がって全然食べてくれない!と、困っているママさんも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、子供が野菜を食べない時の食べさせ方と、子供が野菜を食べなくても大丈夫なのか、についてお話していきたいと思います。
野菜嫌いは食わず嫌い?

離乳食時期の赤ちゃんは、味よりも食感を嫌がって食べない事が多いと言われています。
それが成長するにつれて、段々と食感に加えて、味や見た目の違いが分かるようになり、
食べる前から気持ちで「食べたくない」と思って、嫌がるお子さんも多くなっていきます。
いわゆる「食べず嫌い」というものですね!
これが、2~3歳位に訪れる「イヤイヤ期」と重なってしまうと、少し厄介になってしまいます。
親は、どうにか野菜を食べて欲しいと思うのですが、子供は野菜を見ただけでも嫌がって食べようとしません。
そこで、嫌がる野菜を無理やりに食べさせようとすると、
子供はお皿をひっくり返したり、スプーンやフォークを投げつけたり、泣きわめいてご飯を食べるのを拒否されたり…といった事態になってしまいかねません。
そんなことになってしまうと、親は、お子さんの栄養の為に…成長の為に…と一生懸命に用意した食事を食べてくれないことがショックですし、
お子さんは、嫌な物を無理に食べさせられることが苦痛になってしまって、親子ともに食事の時間が辛い時間になってしまう事も考えられます。
親としては、食べたことも無い物を「嫌だ!」と言って食べてくれないと、「食べてみてから言いなさい!!」と言いたくなりますが、
そこで無理やりに食べさせてしまっても、その場では良くても、子供にとっては「無理やり食べさせられた」という嫌な記憶ばかりが残ってしまうものなのです。
しかも、大人になると味覚も変わっていきますので、多くの場合、小さな頃は食べられなくても自然と野菜を食べられるようになっていくものなのですが、
小さい頃に「嫌な思い出」して残ってしまうと、大人になっても野菜嫌いのままになってしまう事が多いようです。
では、野菜嫌いなお子さんにはどのように野菜を食べさせれば良いのでしょうか?
子供に野菜を食べさせるときは嫌がる物は無理に食べさせない

うちの子は、離乳食をほとんど食べてくれませんでした。
1歳6ヶ月で断乳した後、急に食べる量が増えたのですが、それでも何でも食べたわけではありませんでした。
よく子供が好んで食べるような、トウモロコシやカボチャ、サツマイモというものがあまり好きではないようで、口に入れてもすぐに出してしまいました。
食べたものと言えば、キノコ類や海藻類、ニンジンやダイコンといったものを好んで食べていました。
私の場合は、離乳食の最初から、野菜に限らず作った食事をほとんど拒まれてきたので、食べてくれない野菜があっても、「食べてくれるのもだけ食べさせよう」という、何となく開き直った気持ちでいました。
ですから、離乳食時期が終わっても、まだまだ「親と同じもの」という訳にはいきません。
でも、子供と一緒に食事をしていると、今までは全く興味を示さなかった食べ物に急に興味を示すことがあります。
そんな時は、子供でも食べられるものであれば、食べさせてみるようにしています。
そうすると、意外な物を「おいちー!」と食べたりして、こちらがこんなもの食べられるの?と、びっくりしてしまう事が多かったです。
そんな感じで進んできたので、うちの子が食べられるようになったものは、ほとんど「自分から食べたそうにしていた物を与えた」物です。
この方法が良いか悪いかは分かりませんが、離乳食時期にあまりに進まず心配になって小児科の先生に相談したところ、
「子供が自分の体には、まだ合わないから本能的に嫌がっていることもある。無理に食べさせなくても、3歳位まではおっぱいと、栄養面で気になるならフォローアップミルクを飲ませておけば大丈夫」
と言われたことがあり、「食べなくても大丈夫なんだ」と、とても安心したのを覚えています。それからは、育児書などは見なくなり子供のペースに合わせて進めるようにしています。
この間、ある番組で専門家の先生が言っていたのは、子供が嫌がる食べ物は、
無理に食べさせようとするよりも、親が美味しそうに食べているのを見せた方が、興味を持って「食べてみようかな」という気持ちにさせるそうです。
嫌がる物を無理に食べさせるのは、親も子も苦痛でしかありませんもんね。
でも、やっぱり野菜は少しでも食べたもらいたい!と思うのが親心ですよね。
ここからは、野菜を嫌がるお子さんに野菜を食べさせる方法をご紹介していきたいと思います。
子供に野菜を食べさせるためには、子供の好きな調理法を発見することが重要!!

野菜嫌いなお子さんは、見て「野菜だ」と、分かるような調理法ですと、ますます嫌がって食べなくなってしまうでしょう。
栄養面で心配であるのならば、まずは細かく刻んで野菜だと分からないようにして食べさせてみるのがおススメです。
みじん切り野菜たっぷりカレーや、ハンバーグ、ミートソースなど、お子さんも好きなメニューに刻み野菜をプラスしてみてはいかがでしょう?
もしも、みじん切りにするのはめんどくさいという方は、ヨーグルトやフルーツなどとミキサーにかけて、「スムージー」にして飲ませても良いですね!
甘いフルーツを入れるとジュースみたいで飲みやすくなります。
後は、色々な野菜を煮込んでからミキサーにかけて「ポタージュスープ」にしてしまうのも、お子さんに野菜を取ってもらう効果的な方法ですね。
また、同じ野菜でも、炒め物はダメだけど煮物は大丈夫、生のトマトはダメだけどスープなら大丈夫、なんてこともよくある話です。
お子さんの味覚に合わせて調理してあげるのも、野菜嫌いを克服する方法かもしれません。
ですが、野菜嫌いのままで野菜をほとんど食べない生活が続くと、
本当にこのままの食事を続けていて大丈夫…?と不安になってしまいますよね。
ここからは、野菜なしの食事でも大丈夫なのかについてお話していきたいと思います。
あまり心配しなくても大丈夫

ほとんどの場合が、イヤイヤ期と重なっての野菜嫌いや、苦みや酸味に慣れていない子供だからこその一時的な現象であるので、
成長の面ではそこまで過敏になりすぎずに、おおらかな気持ちでいた方が良いようです。
野菜を食べないのならば、フルーツを食べさせることでも栄養面でのカバーは出来ると言われています。
また、お子さんが小学校入学を控え、給食での心配がある親御さんもいらっしゃるでしょう。
そういった事情で、どうしても野菜嫌いを克服したいと思っているのならば、お子さんがどうして野菜が嫌なのかを聞いてみると良いかもしれません。
年長さん位になれば、自分の気持ちも伝えられるようになっていることでしょう。
親の想像とは違った理由で嫌がっている事もありますし、理由を知る事で、どのように克服していけばいいかのヒントをつかむことが出来るはずです!
まずは、無理に食べさせるのはやめて、野菜を食べると、体にたくさんの良い事がある事を子供に分かりやすく伝え、
食べる前からの、野菜に対する嫌悪感を無くす努力をしてみましょう!
最近流行りの「農業体験」なんていう事をしてみるのも良いかもしれませんね。
あとは、野菜を使った料理をお子さんと一緒に作ってみるのもおススメです。
自分で収穫したり、自分で作ったりした物は、普段は食べなくても食べてみたくなりますよね!
そんなことをして、野菜が好きになるきっかけがあれば、野菜嫌いも少しづつ解消していく可能性が大きくなりますよね。
まとめ
いかがでしたか?親としては、子供が「野菜を食べない」という事は、心配や悩みの種になってしまうことでしょう。
これは、最近耳にした話なのですが、管理栄養士の方をお友達に持っている方が、
お友達の管理栄養士さんが、子供の好き嫌いで栄養相談を受けて色々な助言するそうなんです。
ですが、そのお友達が話していたのは「色々助言はするけど、食べない物は食べないから、仕方ないよね!」と言っていたそうなんです。
そう言ったことを踏まえると、好き嫌いをしていても野菜を食べなくても、その子が、風邪もひかず元気で走り回っているようなら、そこまで心配する必要はないのかもしれませんね。
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