男性の場合、身長はいつまで伸びるのか?低身長でもあきらめない!

子供の身長が伸びるのかどうかという事は、男の子を持つ親御さんであると、特に気になる問題なのではないでしょうか?

100年くらい前までは、日本人であると170㎝代の男性は背が高い方だとされていましたが、

現代では、170㎝代あっても普通、180㎝代ある男性なんていう結構いたりして、

男女問わずに背の高い人が増えてきていますね。

 

そんな中で、心配になってしまうのが両親が背が低いと子供も背が低くなってしまうのではないかということ…

子供が高身長スポーツ(例えばバスケットボールや、バレーボールなど)をやりたいと言い出した場合などは、親として子供のために少しでも身長を伸ばす方法はないのだろうか…と、試行錯誤している方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、男性はいつまで身長が伸びる事ができるのか、また、身長を伸ばすにはどうすればいいのかについてご紹介していきたいと思います。

 

身長は遺伝?


先ほどもお話しましたが、両親が身長が低いと子供もあまり身長が伸びないのではないのか…と心配になりますよね・・・

そんな疑問についてからお話していこうと思います。

身長は「遺伝」だから仕方ないと思われている方も多いのですが、実は、身長が伸びない要因の中で、遺伝的な要因は全体の25~30%程でしかないと言われています。

2008年アメリカ大統領選のニュースで、ジョン・マケイン大統領候補が「北朝鮮に住んでいる人と、韓国に住んでいる人では、同じ民族であるにもかかわらず、平均身長が7cm以上違う」という内容の発言がありました。
http://www.suku-noppo.jp/iden/より引用

ですから、遺伝的には低身長になってしまう要素があったとしても、生活習慣や食事、運動がバランスよくしっかりとしていれば、

身長が、親御さん以上に伸びる事も十分に考えられるのです。

 

ということは、「どうせ”遺伝”だから伸びないんだ」と、最初から諦めることはないのです!

両親の身長が低かろうとお子さんまで低いということはないんです!

身長を高くしたい方は、ぜひ、今からでも身長を伸びやすくする生活習慣を身に付けて、背が伸びやすい環境を整えていきましょう!

 

身長が伸びるしくみと伸びる時期

身長はどういう仕組みで伸びるのかというと点ですが

身長が伸びると言いますが、正確に言うと「骨が成長すること」に伴って、身長が伸びています。

骨と骨の境目には、骨と骨を繋ぎ合わせる役割がある「軟骨」があるのですが、

成長期になってこの軟骨が増えて、増殖する事によって、骨が大きくなり背が高くなっていくのです。

 

よく、成長期に関節痛になってしまう子がいたりしますが、これは、急に骨が成長する事により、

筋肉が伸ばされるのでが、その伸ばされてる筋肉に骨が引っ張られて骨が痛むことからきていると言われています。

この成長痛は、ストレッチなどをして筋肉を柔らかくすると、症状も改善すると言われています。

 

 

「骨の成長が、身長を伸ばすことである」ということが、お分かりいただけたかと思いますが、

では、いったい何歳くらいまで骨は成長するのでしょうか?

 

個人差はありますが、男性の場合、12歳頃から成長期に入り、骨の成長が終わるのが、大体17歳位までと言われています。

なかには、25歳位まで増殖する軟骨が残っていて、成長を続ける方もいらっしゃいますが、一般的ではありません。

 

ですから、この骨の成長期の真っ只中にいて、背が高くなりたい方は、今から、出来る限りの努力をする事をおススメします。

 

背が伸びる生活習慣とは


まず、規則正しい生活をしていただきたいというのが一番です。

成長ホルモンの大量な分泌を促すために、睡眠をとる時間と、食生活はとっても重要になってきます。

<早寝早起きを心がけよう>

まず睡眠ですが、成長ホルモンは、夜の22時から深夜2時にかけて大量に分泌されます。

ですから、いくら睡眠時間を多くとっていても、深夜からお昼にかけてという時間帯などですと、成長ホルモンの大量分泌は見込めません。

 

なるべく早めに就寝するように心がけて、出来れば21時くらいには布団に入っていただきたいと思います。

もしも夜にやりたいことがあるのならば、早起きして朝にやるようにすることが出来ると、成長ホルモンの分泌を妨げることなく睡眠時間を確保する事が出来るのでおススメです。

 

<バランスの取れた食生活>

最近では、小学生でも夜に塾などに通っていらっしゃる方も多く、夕ご飯が夜遅くなってしまったり、

夕飯を食べても、また夜にお腹が空いてしまって、夜食にインスタント食品やお菓子のような物を食べてしまったりする事もあるかもしれません。

ですが、食事時間の乱れや、インスタント食品やお菓子を摂取すると、成長ホルモンの分泌を抑制されてしまいます。

 

また、それに伴ってなのか、朝お腹が空かなくて、朝食をとらないお子さんも増えてきているそうです。

 

もしも、そういった食生活に乱れがある場合には、まずはそこから改善していくようにしましょう。

1日に3食、できるだけ同じような時間帯に、バランスよく食べるようにしましょう。

その上で、骨の成長を促すために、カルシウムやマグネシウム、たんぱく質・亜鉛・ビタミンDなどを積極的に摂取するように心がけましょう。

 

栄養素だけで言われてもピンとこないかもしれませんので、子の栄養素が多く含まれる代表的な食材をご紹介します。

 

カルシウム➡チーズや牛乳、海藻類、大豆製品、小松菜、切干大根など

マグネシウム➡大豆製品(特に木綿豆腐)、牡蠣、ほうれん草など

亜鉛➡納豆、牛もも肉、豚レバー、豚モモ肉など

タンパク質➡肉類、魚類、卵、豆類、乳製品など

ビタミンD➡椎茸、しめじ、かつお、さんまなど

 

全ての物を毎食に取り入れるのは難しいかもしれませんが、汁物に何種類か入れて具だくさんにしたり、

魚のソースにキノコを加えてたりと、工夫してみると一日の中では、バランスよく摂取する事ができるのではないでしょうか。

 

身長を伸ばすストレッチ

 


身長を伸ばすには、ストレッチも効果的です。

ストレッチをすると、体がほぐれて代謝が良くなり、代謝が良くなると身長を伸ばすのに効果的になります。

ストレッチをして筋肉をほぐすことで、成長期によくある、関節痛の予防にも役立ちます。

 

また、先ほど骨が成長して身長が伸びるのは17歳位までとお話しましたが、

骨の成長が終了してしまった大人の方であっても、ストレッチをすることで、少しでしたら身長を伸ばすことができるかもしれません。

 

それは、ストレッチをして、全身のゆがみが解消されたり、猫背が改善されたりすることで得られる効果で、

平均して2~3㎝程でしたら大人の方でも、身長が伸びると言われています。

 

ですが、この身長の伸びは、姿勢が正しくなったことでの伸びですので、意識して継続していかないと、

また、元通りの身長に戻ってしまう事が考えられます。

 

ストレッチをする事は、身長が伸びる事以外にも良い事がたくさんありますので、

成長期であっても、そうでなくてもぜひ生活習慣の中に取り入れていただきたいなと思います。

 

では、ここからは身長が伸びるのに効果的な、いくつかのストレッチの方法をご紹介していきたいと思います。

準備のストレッチ、伸び運動

まずは、固まっている筋肉をほぐすイメージで、全身を伸ばしていきましょう。

 

①立った状態で、両手を組んでそのまま上にあげて、グーっと伸びましょう。

②伸ばして力を抜いてと3~4回繰り替えすと効果的です。

 

伸び運動は、身長を伸ばすのには効果的のようで、女性で175㎝程の身長のある友達が、

毎朝起きたら、必ず布団の中で伸び運動をしていると話していました。

その効果なのか、その友達は30歳目前にしても、また身長が伸びたと話していました。

 

上半身のストレッチ

次に、上半身の猫背になってしまいがちな背中や、日常で特に使う事が多く、凝ってしまいがちな肩や腰をほぐすのに効果的なストレッチをご紹介していきたいと思います。

<方法1>

①正座をしたまま、ゆっくりと後ろに倒れます。

②床に背中をつけて、1分ほどそのままリラックスします。

 

<方法2>

①四つん這いの状態になり、ひざは軽く開きます。

②その状態から、お尻をかかとにくっつけるようにして下ろします。

③両手は、全方向に伸ばしながら、重心はお尻の方に向け、背中全体が伸びるのを感じながら30秒ほど続けましょう。

 

下半身のストレッチ

 

<骨盤周りのストレッチ>

下半身は、骨盤のゆがみが原因となって、凝り固まってしまっている事が多いので、まずは骨盤周りの筋肉をほぐして、骨盤を元のある位置に戻してあげるようにしましょう。

骨盤が元の位置に戻ると、お尻がキュッと上向きになり足長効果が期待できます。

 

また、股関節を柔らかくする事で、血行が良くなりますから、むくみを気にしている方は、むくみがとれてスッキリとした足になる効果も期待できます。

 

特に足を長くしたい場合には、念入りに取り入れてみましょう。

 

<方法1>

①座った状態で、足の裏と裏を合わせます。

②そのままの状態で、背筋を伸ばして息を吐きながら、ゆっくりと上半身を前に倒します。

③股関節が伸びるのを感じる事ができ、痛くない程度で止めて、その体制のまま、30秒程キープしましょう。

何度か繰り返すと効果的です。

 

<方法2>

①片方のひざを立てて立膝の状態になります。

②その状態から、立てているひざの方に両手を置き、ゆっくりと重心をひざの方に移します。

③後ろに伸びている足は、より後方に伸ばすようにします。

ももの付け根が伸びているのを感じたら、30程キープしましょう。

両方の足で行うようにしましょう。

 

<足のストレッチ>

長い時間座っていると、足の筋肉も硬くなってきてしまいます。

<方法1>

①自分の腰の位置より少し高い位のところに片足を乗せます。

②太ももの後ろが伸びているのを感じることができたらそのまま30秒程キープしましょう。

両足の足で行うようにしましょう。

<方法2>

①両足を真っ直ぐに前に伸ばして座ります。

②その状態から、片足だけひざを曲げます。

③曲げた足の裏を両手でつかみます。

④その状態から、曲げたひざを伸ばしながら足を上に伸ばします。

⑤ひざが完全に伸びた状態で30秒程キープしましょう。

両方の足で行うようにしましょう。

注意➡この方法は、人によってはかなりキツイ場合があります。

足を手で持って伸ばすのが辛い場合には、足に長めのタオルをひっかけて、

そのタオルを手で持つようにして伸ばすと、ひざを完全に伸ばすことができます。

このストレッチは、足を手で持つ事よりも、ひざを完全に伸ばすことの方が重要ですので、無理をせずにタオルを使用してやってみてくださいね。

まとめ

いかがでしたか?

お子さんに合った、身長を伸ばすのに効果的な方法は見つかったでしょうか?

 

成長期であれば、睡眠・食事・適度な運動を積極的に取り入れて頂いて、

もしも、成長期を過ぎてしまっているのなら、ストレッチを取り入れて頂くと、効果的なのではないかと思います。

 

もちろん、成長には個人差がありますので、一概にこれだけやれば確実にこれだけ身長が伸びるということではありませんが、

規則正しい生活や、ストレッチは、最近世間で話題になっている、「ストレス」の解消にも役立ちますし、

何かしらの良い変化が訪れることと思います。

 

どうしてもという時には、身長が伸びるサプリメントというものもたくさんありますので、

安全性の確認があって、効果的な物だと分かっているものであるのならば、そういった物を取り入れてみても良いかもしれませんね。

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