子供は何歳差で産むと育てやすいのか!子育てが楽な年の差とは?

「何歳差で子供を産むのか」という次の子供の年齢差は、結婚する前や出産前の時点では、何となく「これくらいが良いのかな」位の考えでしかない人いが多いと思います。

ところが、結婚し初めての出産を終え「次の子を…」と考え始めると、「上の子と年の差をいくつ離すのがいいのか」という考えが、急にリアルな問題として夫婦の中で浮かび上がってくるのです。

 

一人目の赤ちゃんを出産し、初めての育児の経験をしていく中で、

想像以上に夜泣きがひどいし、日中も目が離せない状態で、とても今の状態で次の子なんて考えられない…という方もいるでしょうし、

確かに大変だけど、想像以上に可愛いし、夫も育児に協力的だから出来れば早く次の子を…という方もいるでしょう。

 

また、赤ちゃんを出産したことによって、今まで同じ考えだと思っていたママの考えとパパの考えが、実は食い違っていたいう事もあることでしょう。

 

それは、やはり育児が「一人の命を育ている」という、かけがえのないものであるからなのではないでしょうか。

 

そこで今回は、お子さんを何歳差で産むか悩んでいらっしゃる方に、

子供は何歳差で産むと育てやすいのかや、子育てをしやすいのかについてお話していこうと思います。

 

夫婦の環境を考える


「子供を産む」という事は、夫婦にとっては、自分の人生をかけてその子を育てて守っていく、ということですからとっても重要な出来事ですよね。

後々になって「こんなはずじゃなかった」となってしまわない為にも、夫婦で話し合って意見を合わせておくのは重要な事となります!

 

<ママが働いている場合>

最近は、女性の社会進出が一般的になってきてますから、子供を産んでママさんになっても、産休・育休を経てまた社会復帰するという方が多くいらっしゃいます。

そんなママさんは、妊娠する前から、仕事の内容を考えて「この時期に妊娠したい!」と考えて、妊活しているという話も多く耳にします。

そんな働くママさんにとっては、二人目の妊娠の時期も、自分の身体や気持ちの問題よりも、社会復帰した後のことを考えて計画的にする方が多いようです。

 

そういった働くママさんにとっては、子供の年の差はどのくらいが良いのでしょうか?

一番に考えるようにしたいことは、社会復帰した後、ママさんがなるべく働きづらくならないようにするということです。

 

まずは、働いている会社の産休・育休がどのくらいの日数をもらえるのかを確認してみましょう。

一般的に多いとされているのが、妊娠8~9か月位から産休に入って、子供が1歳~2歳になるくらいまで育休が取れるというシステムです。

そのシステムを適用すると、最低でも1年半ほどは仕事を離れる事になりますね。

 

その時、この仕事はしばらく離れていても、復帰した時に周りの目が気にならない環境であるのかどうかということを考えてみて下さい。

 

もしも、産休・育休に対してプラスに捉えてくれる会社であれば、一人目の子の育休が終わる前に、次の子を妊娠するようにして、続けて妊娠・出産するというのも良い方法でしょう

ママは、2人続けて妊娠・出産するので大変かもしれませんが、その分いっぺんに休みをとることが出来ますので、

その後、仕事復帰した後に、また妊娠して長く休みをとることを考えて心配をしなくてもよくなりますし、復帰後は次の産休やらなにやらを気にすることなく仕事に徹していけるでしょう。

 

ですが、産休・育休というシステムはあっても、仕事柄続けてそんな何年も仕事を休むわけにはいかない…という方も多くいらっしゃいますよね。

そういった方は、逆に何年も年を離して上の子が5歳~7歳くらいになったらもう一人、という年の差もいいのではないでしょうか

この場合は、上の子の育休が明けて、しばらくは仕事に集中してからまたもう一人という感じになりますね。

この位年齢を離すと、上の子の育児はひと段落しているので、下の子を妊娠・出産する時には、ママも下の子とゆっくりした時間を過ごすことも出来ますね。

さらに働くママさんは、子供を保育園に預ける方がほとんどだと思います。

保育園にお子さんを預けているママさんが口をそろえて言うのが、「(保育園が)育児をやってくれるから助かる」という事です。

ですから、上の子が保育園に入る事が出来ると、自然と下の子を考えるママさんも多いようです。

 

<ママが働いていない場合>

 

妊娠・出産を機に仕事を退職して、今は働いていないというママさんもいることでしょう。

 

そういった方は、ご自身の体調や、もしも母乳で育てているのならば、上の子はいつまでおっぱいを続けたいのかということから、下の子の年の差を考えていくといいですよ!

 

それは、「今はこの子一人で精一杯」という状態で次の子を妊娠してしまうと、ママが精神的に追い詰められてしまう事も考えられますし、

おっぱいをもっとあげたかったのに、次の子を妊娠したことを理由に断乳したりすると、後々になって「もっとおっぱいをあげれればよかった」とママが後悔してしまう事も考えられるからです。

 

<パパの気持ちも聞く>

また、次の子についてパパの意見を聞くことも大切ですね。

もしかすると、パパは一人っ子でもいいと思っているかもしれませんし、意外と早く次の子が欲しいと思っているかもしれません。

 

また、ママの仕事に対するパパの気持ちも確認してみると良いかもしれません。

フルタイムでガツガツ働いて欲しいと思っているのかもしれませんし、パートでもいいけど働いて欲しいと思っているかもしれません。

もしかしたら子供が生まれたら、できるだけ家にいて欲しいと思っているかもしれませんし、そういう考えのパパも意外と多くいらっしゃるという事をママ友の話を聞いて知りました。

 

 

パパの気持ちや、ママの気持ちを考えて、次の子の年の差を決めていくことができると、

例えその通りにはならなかったとしても、お互いが納得して次の子を迎える準備ができるようになりますよね。

 

夫婦が同じ気持ちで望んで、次の赤ちゃんが生まれる事が、夫婦にとっても上の子にとっても、赤ちゃんにとっても一番良いことなのではないでしょうか。

子供にとって、パパとママが仲が良いのが一番ですからね!

 

金銭的面や兄弟仲から考える


子供の年の差問題で、一番気になるのが教育費を含めた「金銭的な問題」ではないでしょうか?

金銭的な負担は、兄弟の年の差でどのような違いがあるのかについてと、

年の差で、兄弟仲はどのように変わるのかについてお話していこうと思います。

 

<1歳差>

いわゆる「年子」といわれる1歳差の兄弟。

教育費は、入学や受験が毎年続き、立て続けにかかってきますので、そういった時期には毎年の貯えが必要になります。

また、ほぼ同じ時期に幼稚園や保育園、小・中・高に通う事になるので、

上の子の制服や道具のお下がりを使う事が出来ず、新しい物を二人分購入しなくてはならなくなります。

 

ですが兄弟仲の面では、ほとんど年が変わらないので、二人一緒に同じおもちゃで遊ぶことができたり

喧嘩することもありますが、兄弟というよりは、同士のような感じで成長していくので兄弟仲良く遊ぶことが出来ることが多いようです。

 

ママの方も上の子の出産から間もなく下の子が生まれるので、新生児期のお世話の仕方や離乳食の内容なども、記憶も新しいので思いだしながら育児する事が出来ます。

また、ほとんど二人をいっぺんに子育てするような感じになるので、二人目が生まれてから数ヶ月はバタバタして大変かもしれませんが、

その代わりに一気に育児が終わるので、なにかと忙しいママさんには人気の年の差と言えるでしょう。

 

<2歳差>

安定した人気がある2歳差の兄弟。

よく言われる2歳差を選ぶ理由としては、年子程近くもないので、上の子に手が少しかからなくなってきた時に下の子を妊娠して出産する事が出来ますし、

3歳差だと金銭的な負担が大きいし、4歳差だと少し離しすぎだから「2歳差」ということではないでしょうか。

 

もちろん、金銭的な話でいうと、年子に比べたら上の子が入学や受験した後に、下の子の番が来るまで1年の時間がありますから、その期間で、また貯金をする事が出来ますので、少し心に余裕が出来ますね。

 

また、兄弟仲の話をすると、多少上の子が色々な事が出来るようになってきている時に下の子が生まれるので、

下の子は上の子に対して、「尊敬」のような「ライバル」のような気持ちを抱くようです。

多少物心ついてくると上の子について回ったり、何でも上の子の真似をしたがったりして、上の子も子分のようにしたりして、

喧嘩したりもしますが、仲良く一緒に遊ぶこともできて兄弟の距離感はとても良いようです。

 

ですが、2歳差を望む時に上の子の年齢は大体1歳前後ですから、もしも母乳で育てている場合には、おっぱいが離れるか離れないかという時期になります。

母乳をあげながらの妊娠は、子宮収縮を促してしまう事もあり、あまり良い事とはいえません。

ですから、上の子がおっぱいを飲んでいる場合には、妊娠したらおっぱいをやめることを考えなくてはいけません。

 

また、下の子が生まれた時に、上の子が「赤ちゃん返り」をしやすいとも言われています。

まだ、言葉もあまり上手ではないので、自分の気持ちをうまく伝えられず、ママやパパに甘えたい盛りと重なっているからなのかもしれませんね。

 

そういったことで、出産直後は上の子の赤ちゃん返りや、下の子のお世話などでバタバタするかもしれませんが、

下の子が成長するにつれて、兄弟仲も深まっていきますし、上の子も下の子を可愛がることもできるようになるので、

金銭的なことからも考えて、やはり人気がある年の差であることは頷けるのではないでしょうか。

 

<3歳差>

金銭的な問題から、一番避けようとする方が多い3歳差(3学年差)ですが、良い面ももちろんたくさんあります。

 

3歳差は、多くの方が気にするように、上の子の高校入学と下の子の中学入学、上の子の大学入学と下の子の高校入学が重なってしまいますので、

その時期には、一度に多額の資金が必要になります。

また、お金だけではなく入学式や卒業式などイベントの時期が重なるので、親はとっても忙しくなってしまう事も考えられます。

 

ですが、子供が小さい時のことを考えると、もしもお子さんを幼稚園に通わせるのならば、上の子が卒業してから下の子が入園なので、

制服や鞄などは、上の子のお下がりを使う事ができますし、

幼稚園費が2人分重なる事がないので、小さい時には金銭的に助かる部分も多い年の差と言われています。

もちろん、子供が大きくなった時の負担額は大きくなりますが、それまでには時間がありますし、お金がかかる時期は分かっている訳ですから、

心して、それまでの間に貯金をしておくことが出来ますから、それはそれで良かったという声も耳にします。

 

兄弟仲で言うと、「下の子が生まれる」という事が何となく理解できる年齢になってくるので、上の子が「お兄さん」「お姉さん」としての意識を持つことも出来るようになります。

下の子が生まれると、ママと一緒になってお世話したり、赤ちゃんを可愛がることもできるようになりますので、

その点では、ママも楽なのではないでしょうか。

 

ですが、上の子もまだまだ甘えたい年齢でもありますので、2歳差ほどではないかもしれませんが、

多少の「赤ちゃん返り」をしたり、赤ちゃんに対してやきもちをやいてしまうこともありますから、そんな時はママやパパのフォローが必要になってくるでしょう。

 

もちろん、赤ちゃんが大きくなれば一緒に遊んだりもしますが、年子や2歳差のように友達のような関係とは少し違って、

「お兄ちゃん・お姉ちゃん」と「弟・妹」という関係になっていくことが多いようです。

 

子供一人一人と向き合って子育てしたいという方や、一度の出費は多いかもしれないけど、何年に渡ってちょこちょこ出費し続けるより良いと感じている方には、

おススメの年齢差と言えるでしょう。

 

<4歳差以上>

4歳差以上年が離れた兄弟はどうなのでしょうか。

上の子は、さらに色んな事ができるようになっていますし、しっかりと自分の意思を持つようになっています。

ですから、下の子が生まれる事を理解して、赤ちゃんのお世話をしたり、赤ちゃんだけではなくママやパパのお手伝いをしてくれる子も出てきます。

頼れる「お兄ちゃん・お姉ちゃん」になってくれる子も多いようです。

 

ママの方も、上の子が幼稚園だったとしても入園している年齢ですから、日中は赤ちゃんと二人だけの時間を過ごすことが出来ますし、

上の子のお世話をする事も少なくなってきていますから、赤ちゃんのお世話に集中する事も出来るでしょう。

 

兄弟仲としては、しっかりと上の子・下の子という気持ちがあるので、面倒見の良い子であるのならば、下の子に合わせて一緒に遊んであげる事もできますし、

下の子と一緒に遊ばなくても、上の子は一人でも遊べるようになっていますから、そんなに手はかからないかもしれませんね。

 

お兄ちゃん・お姉ちゃんが弟・妹を可愛がってくれる性格であるのならば、頼れる兄・姉、守ってあげたい弟・妹として仲良くしていくこともできる年齢差と言えるでしょう。

 

金銭的な面で言うと、年が離れているので上の子が入学・受験をしてから、下の子が入学・受験までには貯金する事ができます。

ですが、トータル的に教育費がかかる期間が長くなってしまいますので、もしも下の子の出産が夫婦共に高齢だった場合には、下の子の教育費は早めに貯め始めた方が良いかもしれませんね。

 

4歳差以上の年の差兄弟の場合、ママやパパに意識していただきたいのが、上の子の心のケアという問題です。

自分の意識もないうちに下の子が生まれて、しっかりと意識が芽生えた時には下の子がいる事が当たり前だった1歳差や2歳差と比べると、

それまでの時間をずっと一人っ子としてママやパパを独占して生活してきた4歳差以上の上の子は、

急に下の子が生まれて「お兄さん・お姉さん」になるという事に対して、子供ながらに少なからず心に葛藤が生まれます

 

それは、年齢差が大きくなればなるほど大きいものとなるでしょう。

あからさまな態度として現れる「赤ちゃん返り」はないとしても、赤ちゃんに対してママやパパを取られたという「嫉妬」のような気持ちは、心にしっかりと刻まれるようです。

いくつになっても、ママやパパに自分が一番愛されたいという気持ちがなくなる事はないのです

 

ママやパパも、上の子が聞き分けの良い子だと尚更、上の子をほっときがちになってしまったり、下の子のお世話に付きっきりになってしまいがちです。

 

ですから、下の子が生まれたら少しでもいいので、意識的に上の子とママやパパだけの時間を作ってあげられると良いでしょう。

そして、「あなたを愛している」と伝えてあげるとより良いのではないでしょうか

 

 

4歳差以上の年の差兄弟の子育ては、一人育てて、またもう一人育てる感覚なのだそうです。

新鮮な気持ちで育児に向き合いたい方、ママやパパの年齢にゆとりがある方などにはおススメの年齢差です。

 

 

何歳差でも可愛い


いかがでしたか?

何歳差で子供を産むという事は、その後の家族の生活に大きく影響してきますから、とても重要なことであることは確かです。

ですが、赤ちゃんは授かりものと言われるように、この時期に欲しいと思ってもその通りになかなかならないことも多いのです。

 

そして、希望していた年齢差とは違っていたとしても、生まれてきたら、やはり自分の子供は可愛いですし、

後々になってみると、その年齢差でも良かったなと思われる方も多くいらっしゃいます。

 

先ほどもお話しましたが、一番大事なのは子供の年齢差よりも夫婦が仲良しでいる事なのではないでしょうか。

そうする事で、大変だと思っていた育児も楽に思えてきますし、子供達も安心して伸び伸びと成長する事ができるので、

結果的に育児が楽になることに繋がっていくでしょう。

 

ですから、もしも希望した年齢差にならなかったとしても、落胆せずに、夫婦で新しい命を心から喜んで迎えてあげられるようにしていきたいですね。

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